2008年7月29日火曜日

署名&説明会

7月26日(土曜)11時~15時まで、むろらんの緑を残す会によって室蘭市中島町にある丸井今井と長崎屋の間の広場で、署名&説明会が行われました。


最近は学校に不審者が入るという事件が増えていて、フェンスを付ける必要が出ています。
これは、仕方の無いことです。
しかし、そのために必要外と思われる設計で、樹木を何百本も切るというのは、本当にいいのでしょうか?

市も議会の意見、報道、新聞発表によって修正も視野にあることとは思います。

ただ、ここで大事なのは、切ることを正当化したり、切る数を少なくすればいいとか、単に切るな!というようなことではなくて、
現在、樹木はどれほどの数、種類があって、そこはどんな自然生態系があって、という事実を理解し、私たちはなぜそれが必要なのかと問い・学び、そして、今後どのように扱っていくべきなのか、そのためには、フェンスにどんな工夫が必要なのか、を、市民、日本中の一人一人が考えることなのです。

この問題は、これから統合新設する小中高校でも同様に起こることです。

そして、日本中で起こることです。

当日、4時間で330人の署名が集まりました。

これが一つのきっかけとなって、何故、自然を大事にすることが必要とされているのか、を共に問い、生態系を崩さず、且つ不審者を排除する必要最低限のフェンスをどのように作るかを考えることは極めて大事なことではないでしょうか。

2008年7月25日金曜日

中島小学校と周辺の状況

これは、中島小学校を取り巻く自然の状況です。
野鳥や小動物にとってとても重要な環境になっています。
市街は樹木に囲まれ、空気が良いという声も聞かれます。

中島小学校の周囲には、中島神社、大光寺もあり、相互の自然の中で、
自然生態系が成り立っています。樹木約600本によって、四角い鳥や小
動物の回廊が出来ています。
一部でも樹木を伐採するとこの流れは途絶えます。

これは、10年くらい前になりますが、実際に樹木を調べたものです。
とてもたくさんの種類の樹木が育っていて、豊かな自然生態系があ
ることがわかります。この中で育った子どもたちはいま全国に散って
いますが、とても思い出深いはずです。


これは実際の樹木の様子です。
赤いテープは切られる予定の木
テープはほとんどの樹木についています。
さびしいですね。

私たちの案です。まだ途中ですが、いかがでしょうか?
環境にやさしく且つ、いまの社会とマッチする最善の方法、
アイディアを募集しています。

2008年7月23日水曜日

新聞記事

室蘭市議会で議論されるや、民報、道新各紙に報道されました。

室蘭・中島小の樹木伐採に住民反発、市が軌道修正(6月25日・室蘭民報)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2008/200806/080625.htm

室蘭の地域住民が新校舎建設で樹木伐採反対署名(7月18日・室蘭民報)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2008/200807/080718.htm

2008年7月6日日曜日

樹木に関する調査

私たちの調査では、周辺樹木・幹周り30センチメートル以上のものが180本以上存在し、現在までの環境の下では、野鳥の回廊、エゾリスの生息など、市内中心部の学校に属する林としては、いろいろな生態系が観察される場所であることがわかりました

現在、工事が始まった時点で野鳥の飛来の減少、エゾリスが姿を見せないなどの減少が起きていますが、もし周辺の樹木が伐採されえうなら、二度と環境は元に戻らないことは明白です。

さらに、わずかな森と樹木であってもその地下で行われている営みには人智に及ばぬ働きがあります。樹木の根は斜面の土留めをし、落ち葉は多くの生命を育て、保水します。それが、わずかなものであっても眼下の大光寺の樹木に連なり知利別川の水にも影響を与えるのです。実際、隣の中島神社で樹木を伐採したところ、湧き水が出なくなったという事例があります。

工事計画を知ったある住民は、林・樹木がなくなればグランドの砂ほこりが舞い上がるだろうと心配しています。偏西風をはじめ風の強い室蘭の地形からして、大いに想像できることであります。先人が周辺に森を残した意味の一つでもあります。