市教委は12月に入って、中島小学校の樹木伐採計画を改
める方針を新聞にて発表しました。
内容は、むろらん緑の会が提案していた案に近い内容で、
多くの樹木が残されることになりました。
さらに、植樹もするという、素晴らしい内容でした。
市が調査を依頼した樹木医は、非常に素晴らしい樹木だと
絶賛だったそうです。
そして、12月末、住民説明会が行われ、市は方針を市民に
正式に発表しました。
室蘭民報紙は、元旦の特集記事に1面を使って掲載しました。
3月の議会にて議題に上がる予定です。
まだ最終決定ではありませんが、概ねこの方向と思われます。
このような方向に政策が進んだのは、多くの市民、道民、
電子署名に書いてくださった、国民のみなさまのおかげであり、
市教委の努力の賜物です。
心から感謝致します。
これからも、子どもたちは、命の大切さを理解し、学ぶことが
できるでしょう。
そして、私たちも学ぶことができます。
樹木は昆虫、草、菌類、野鳥などの生態系にとって重要な生命
であり、私たちもその生態系の中に生きていることを教えてく
れます。
ひとつだけ残念なのは、学校を取り囲むループ状の樹木のうち、
2箇所を伐採、寸断してしまうことです。
そこは、校門や駐車場に入る車の通路なので、仕方がない部分
もあるのですが、そこに「緑のアーチ」をつけるなどして、
生態系の循環につながる努力をしてもらえれば、樹木を残した
趣旨が生かされるのですが。
2009年2月16日月曜日
2008年11月10日月曜日
市の新たな案?(11月5日北海道新聞)
11月5日北海道新聞25面にて、「中島小の樹木伐採 保存5割に引き上げへ 室蘭市 倒木危険性ないと判断」という記事が報道されました(図参照)。
記事のポイントのみ抜粋すると、
「10月上旬に樹木医が行った調査で、大半で倒木の危険性はないと判断したため、伐採の面積を大幅に縮小した。年内にも提出される樹木医の最終報告を基に、整備計画を見直し、関係者との調整を行う。」「当初伐採計画の半分くらいの範囲で樹木帯を残せる(市教委)」「学校医の運営に支障があれば伐採せざるを得ず、どれだけ残せるかは流動的」、さらに詳細な内容も書かれています。そして最後に、「今年の6月に市民の一部が伐採に反対し、市は3割を残す見直し案を提出したが、理解を得られていなかった」としています。
この記事を見る限り、流動的とはいえ、前進したと思われますが、前回のブログで書いたようなことがありましたので、市教委に電話で確認しました。すると、「この記事のような事実は無い」という返答。?? この記事を読んだ市民は信用すると思いますが、一体どうなっているのか、まったく謎です。しかし、これだけ詳細な記事が間違いとは考えられませんが。。
*市の3割保存案は、この絵の「上の緑横ライン」と「右三角」のみ残し、それ以外は伐採です。ほとんど切られます。。
2008年11月1日土曜日
市長へ直接申入書を出しても市教委から返事がくる室蘭市
市教委主幹から「教育委員長が変わることと、樹木問題の経過を話したい」との要請があり、しかも”緑を残す会の代表のみ来てほしい”と電話があり、みどりを残す会代表は10月31日市教育委員会に行きました。そして、「市長と教育委員会は同じ立場なので、あえて市長からの返答はない」と市長あての封書を手にした新教育委員長から言われました。市長からの直接のメッセージは一切ありません。申し入れ書が本当に市長のところに渡っているかどうか疑問ですが、市長の返事を教育委員長がするというのも変なことです。申入れをしたとき市長が不在だったため、秘書に渡しています。
市長に申入れをするという記者発表をしても、記事にならず。
市長に申入書が届いたかもわからず、市役所の職員からの返答。
公に申入れをしているのに、極秘といえる返事の仕方です。
市長への申し入れ書は、9月22日の本ブログをご参照ください。
市長に申入れをするという記者発表をしても、記事にならず。
市長に申入書が届いたかもわからず、市役所の職員からの返答。
公に申入れをしているのに、極秘といえる返事の仕方です。
市長への申し入れ書は、9月22日の本ブログをご参照ください。
2008年10月28日火曜日
ホームページ
むろらんの緑を紹介するホームページがとりあえず完成
しました。現在のテーマは、中島小学校です。
右側にあるホームページをご覧下さい。もしくは、これ
http://kinococoro.hp.infoseek.co.jp/index.html
ここでは、
中島小学校の樹木の価値を理解するために作成された
「中島小学校の樹木大図鑑」をダウンロードすること
ができます。
どうぞこれを読んで、学校教育と樹木の関係を是非理解して
ください。
しました。現在のテーマは、中島小学校です。
右側にあるホームページをご覧下さい。もしくは、これ
http://kinococoro.hp.infoseek.co.jp/index.html
ここでは、
中島小学校の樹木の価値を理解するために作成された
「中島小学校の樹木大図鑑」をダウンロードすること
ができます。
どうぞこれを読んで、学校教育と樹木の関係を是非理解して
ください。
2008年10月24日金曜日
伐採された悲しい映像
youtubeに出されていたのですが、とてもありがたい映像です。
対立の関係と捉えられている部分がありますが、これは市が「樹木のために子どもを犠牲にできない」という意味のわからない発言をしていることが原因と思われます。つまり、この言葉では、「フェンス(防犯)」か「樹木(環境)」か、とする構図になりますが、私たちは”大量伐採しなくてもフェンスを作る方法はある”、”樹木を大量伐採せず学習に生かして欲しい”という意見を言っているのであって、両方大事なのは当然わかっていることです。 しかし、まるで防犯を無視して環境が大事だという集団というように解釈されるとすれば、それはとても悲しいことです。緑に学ぶからといって防犯を無視するほど単純な思考ではありません。世界的に国や企業が植樹を進めている昨今、樹木を教育活用することを考えることも無く、設計時に樹木の調査もすることもなく(教育長:言明)、全伐採を決めていたということのほうがよっぽど疑問です。私たちは防犯を無視するような意思は全く無いことを、どうぞ、ご理解ください。そして、ここで樹木を中心とする生態系から学べることがたくさんあることをどうぞ、理解していただきたいのです。小学校がこのようにたくさんの樹木に囲まれている環境はなかなか無いのです。
このままでは伐採される方向に向かっていますが、みなさんのご理解があれば、まだ伐採を避けられる可能性はあります。むろらんの緑を残す会は、未来をになう子ども達のために、これらの希少な樹木を環境・生命尊厳の教育に活用し、伐採しない方向での検討をお願いしています。今回の件は、今後の新設統合校の計画にも繋がると考えられます。もし、金太郎飴的に建設計画を進めるのであれば、どこでも同じ扱いをする可能性があります。今回どうなるかがとても重要なのです。
2008年9月25日木曜日
来年度予算審議まで変更可能です!
市教委は、TVインタビュー等で、校舎建設は着工しており、”変更は不可能”と言っていますが、これには何ら法的根拠はありません。たしかに校舎に関しては議決されましたが、これは樹木とは何の関係もありません。グランド・フェンスに関する来年度予算は、12月か来年3月議会で決定されるため、まだ議会に上がっていません。つまり”間違いなく変更は可能”です。にもかかわらず、”不可能”と言い切っているのは不思議です。
9月23日、室蘭民報朝刊に、生徒増で1.3倍の施設が必要だから、との記事が掲載されましたが、もともと中島小学校は、1000人もの生徒がいた学校で、それが200名台レベルまで減り、そこから400人レベルに増えるということです。しかし、時代は少子化。室蘭市の人口もどんどん減っています。
住民側が切って欲しいという話は伸び放題になった枝葉を市がいままで放置していた問題です。住民説明会の中の一住民の証言で”居住26年中、ただの1度しか木の剪定に来なかった”とありました。そもそも市が、やるべきことをやらずに近隣住民に迷惑をかけてきたことに根拠があるわけです。この説明会で市教委主幹は、切ってしまえば剪定しなくてもいいということをもらしています。
この問題は街路樹でも同じです。そもそも予算が樹木を管理しする文化的なことに割かれていないからなのか、市内の街路樹の管理は見てもひどいものがあります。 樹木の種類はバラバラ、高さも統一性がないものが大半で、さらに真二つに切って街路樹とは思えない姿のものもあります。
このように、市が剪定してこなかったことによって、一部の住民の不満が高まり、切る根拠になりました。このように7割もの樹木が切られ、生態系が失われようとしています。 これら樹木はここを巣立った人たちが50年もの歳月をかけて育ててきたものです。
小学生、中学生からも悲しみの声が聞こえてきています。
何人もの子どもたちが、話しを聞いて、がっかりしています。
[文部科学省 小学校施設整備指針]
総則第2部 6 環境と共生
(1) 資源の再利用や,自然環境等に配慮した施設づくりを行うことが重要である。
(2) 施設自体が環境教育の教材として活用されるよう計画することが望ましい。
と、まさに世界に通じる、ごく普通の認識が謳われています。
更に、第6章 野外計画では、とても具体的に大事なことを言っています。http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/seibi/07082107/006.htm
ここは、是非クリックしてご覧下さい。
9月23日、室蘭民報朝刊に、生徒増で1.3倍の施設が必要だから、との記事が掲載されましたが、もともと中島小学校は、1000人もの生徒がいた学校で、それが200名台レベルまで減り、そこから400人レベルに増えるということです。しかし、時代は少子化。室蘭市の人口もどんどん減っています。
住民側が切って欲しいという話は伸び放題になった枝葉を市がいままで放置していた問題です。住民説明会の中の一住民の証言で”居住26年中、ただの1度しか木の剪定に来なかった”とありました。そもそも市が、やるべきことをやらずに近隣住民に迷惑をかけてきたことに根拠があるわけです。この説明会で市教委主幹は、切ってしまえば剪定しなくてもいいということをもらしています。
この問題は街路樹でも同じです。そもそも予算が樹木を管理しする文化的なことに割かれていないからなのか、市内の街路樹の管理は見てもひどいものがあります。 樹木の種類はバラバラ、高さも統一性がないものが大半で、さらに真二つに切って街路樹とは思えない姿のものもあります。
このように、市が剪定してこなかったことによって、一部の住民の不満が高まり、切る根拠になりました。このように7割もの樹木が切られ、生態系が失われようとしています。 これら樹木はここを巣立った人たちが50年もの歳月をかけて育ててきたものです。
小学生、中学生からも悲しみの声が聞こえてきています。
何人もの子どもたちが、話しを聞いて、がっかりしています。
[文部科学省 小学校施設整備指針]
総則第2部 6 環境と共生
(1) 資源の再利用や,自然環境等に配慮した施設づくりを行うことが重要である。
(2) 施設自体が環境教育の教材として活用されるよう計画することが望ましい。
と、まさに世界に通じる、ごく普通の認識が謳われています。
更に、第6章 野外計画では、とても具体的に大事なことを言っています。http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/seibi/07082107/006.htm
ここは、是非クリックしてご覧下さい。
2008年9月22日月曜日
9月23日 市長への申し入れ書説明会開催
9月23日:「むろらんの緑を残す会」では、11時amから室蘭市中島町 長崎屋と丸井の間で、野外説明会を開催します。もちろん署名もしますが、大事なのは、この問題を正確に理解して、ご意見をいただくことです。 市長、行政、市議会のみなさんに配布した、大図鑑の説明もあります。
この1週間の活動を振り返ると、
9月19日:室蘭市長に樹木伐採見直しの申し入れ書提出。記者発表。
室蘭民報、HBCではニュースとして取り上げられましたが、他では取り上げられませんでした。
特に北海道新聞はいくつもの意見・質問、写真を撮りながら、一切掲載されなかったことは残念です。
また、
9月11日:「中島小学校の樹木大図鑑」を完成
9月12日:市議会議員全員にこの図鑑を送付
9月16日:教育長、主幹などにこの図鑑を送付
そして、19日、市長への申し入れになります。
市長への申し入れ全文を以下に書きます。
室蘭市新宮市長への申し入れ書内容全文(2008年9月19付け)
「むろらんの緑を残す会」は、教育現場となる学校建設で緑が失われることを憂慮し、見直し案を含め、これまで様々な提言(資料1)をしてきましたが、市教委側から”3割保存案”が出され、それについても市民の間から疑問の声が出されました(資料2)。しかしながら、市教委は保全計画の再度策定するということを住民説明会(8月25日)にて明言しておきながら、その後、何一つ策定が明示されておりません。今期の議会での青山議員の発言に対する答弁においても、伐採する樹木の選定について、市教委は、樹木医に相談してから決めるという曖昧な答弁に留めています。
現在、市民の中から、市のトップである市長はこの件についてどのような見解があるのかという声が上がっています。
私たち「むろらんの緑を残す会」は、いま起きている地球規模の環境、特に緑の保全・植樹などの課題を大きくとらえて考えています。従って、たとえ室蘭地域の問題といえ、いたずらに室蘭市長をはじめ行政と対立的に物事を考えていません。むしろ、室蘭市の緑を守るために室蘭市民と手をたずさえることが最も重要だと考えています。特に今回は、未来に生きる子どもたちの教育現場である学校の緑の問題です。
卑近な例では、熊本県の川辺川ダム問題にも見られるように、知事の発言が問題解決への決定的な流れをつくりました。
あなたの発言がいま進行している工事を見直し、室商時代から中島小への長い年月をかけて育った600本もの樹木とその生態系、生命、を守ることにつながるのです。
多くの市民があなたに期待しています。
ぜひ、あなたのお考えを明示してください。
ちなみに、市は、
25日の説明会では、まだ、樹木に関わる”グランド・フェンスは、来年度予算なので、変更の余地がある”と言ったにもかかわらず、その説明会直後のテレビ取材で主幹は”変更は不可能”、”説明責任は終わった”と答えています。これはTVニュースで報道されました。 説明会では、変更の余地あると答えていたので、翌日の新聞では、そういった論調の記事でしたが、このニュースを見て落胆するしかありませんでした。そのあと、新聞の読者の声で、市民から疑問の声があがったり、話題になっています。
この1週間の活動を振り返ると、
9月19日:室蘭市長に樹木伐採見直しの申し入れ書提出。記者発表。
室蘭民報、HBCではニュースとして取り上げられましたが、他では取り上げられませんでした。
特に北海道新聞はいくつもの意見・質問、写真を撮りながら、一切掲載されなかったことは残念です。
また、
9月11日:「中島小学校の樹木大図鑑」を完成
9月12日:市議会議員全員にこの図鑑を送付
9月16日:教育長、主幹などにこの図鑑を送付
そして、19日、市長への申し入れになります。
市長への申し入れ全文を以下に書きます。
室蘭市新宮市長への申し入れ書内容全文(2008年9月19付け)
「むろらんの緑を残す会」は、教育現場となる学校建設で緑が失われることを憂慮し、見直し案を含め、これまで様々な提言(資料1)をしてきましたが、市教委側から”3割保存案”が出され、それについても市民の間から疑問の声が出されました(資料2)。しかしながら、市教委は保全計画の再度策定するということを住民説明会(8月25日)にて明言しておきながら、その後、何一つ策定が明示されておりません。今期の議会での青山議員の発言に対する答弁においても、伐採する樹木の選定について、市教委は、樹木医に相談してから決めるという曖昧な答弁に留めています。
現在、市民の中から、市のトップである市長はこの件についてどのような見解があるのかという声が上がっています。
私たち「むろらんの緑を残す会」は、いま起きている地球規模の環境、特に緑の保全・植樹などの課題を大きくとらえて考えています。従って、たとえ室蘭地域の問題といえ、いたずらに室蘭市長をはじめ行政と対立的に物事を考えていません。むしろ、室蘭市の緑を守るために室蘭市民と手をたずさえることが最も重要だと考えています。特に今回は、未来に生きる子どもたちの教育現場である学校の緑の問題です。
卑近な例では、熊本県の川辺川ダム問題にも見られるように、知事の発言が問題解決への決定的な流れをつくりました。
あなたの発言がいま進行している工事を見直し、室商時代から中島小への長い年月をかけて育った600本もの樹木とその生態系、生命、を守ることにつながるのです。
多くの市民があなたに期待しています。
ぜひ、あなたのお考えを明示してください。
ちなみに、市は、
25日の説明会では、まだ、樹木に関わる”グランド・フェンスは、来年度予算なので、変更の余地がある”と言ったにもかかわらず、その説明会直後のテレビ取材で主幹は”変更は不可能”、”説明責任は終わった”と答えています。これはTVニュースで報道されました。 説明会では、変更の余地あると答えていたので、翌日の新聞では、そういった論調の記事でしたが、このニュースを見て落胆するしかありませんでした。そのあと、新聞の読者の声で、市民から疑問の声があがったり、話題になっています。
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