2008年8月14日木曜日

文部科学省大臣官房文教施設部 小学校施設整備指針

文部科学省も環境配慮の指針を出していました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/001/toushin/03082201.htm

文部科学省大臣官房文教施設部
小学校施設整備指針(から関係箇所を抜粋)

第2節学校施設整備の課題への対応
環境との共生
(1) 資源の再利用や,自然環境等に配慮した施設づくりを行うことが重要である。
(2) 施設自体が環境教育の教材として活用されるよう計画することが望ましい
第1 基本的事項
1 教育的環境の向上
(3) 現存する森,池,樹木等や自然の傾斜,段差等を有効に活用するよう各施設部分を計画し,設計することが望ましい
3 地域社会への貢献
(1) 周辺の町並み,景観,雰囲気等と調和し,かつ,地域社会の核としてふさわしい印象を与えるよう計画することが重要である。

と書いてあります。

また、最近の環境問題を配慮し、文部科学省(文教施設企画部施設企画課)では、『環境を考慮した学校づくり検討部会』という部会でも議論されています。

学校の設計は地方の設計事務所で行われていることが多く、環境意識が低い場合がある。実際にどのように設計されているのか状況を把握しておく必要がある。
教育委員会の学校施設の担当者は、環境面に関して専門的知識を持っていないことが多い。したがって、メニューを提供しても対応が難しい面がある。施設管理者ができることと専門家が必要な部分があるのではないか。
・教室の外部の樹木は日射遮蔽効果の面もある。こうした外部空間の工夫についても示した方がよい。
今後、老朽解消や耐震対策により大規模な改修が相当数実施されると思われる。その時に併せて環境対策を実施する必要性について示した方がよい
・学校設置者における環境対策に取り組む体制について、教育委員会は環境部局、建設部局、財政部局等の首長部局と一体となって取り組むことが必要であることを示した方がよい
・地球温暖化、資源の浪費、生態系の危機といったことが地球環境問題として世界共通の課題とされており、その中でも特に地球温暖化対策が喫緊であることを浮き彫りにした方がよいのではないか。
環境を考慮した学校施設の整備は、目標の設定、十分な検討時間の確保や整備後の検証を行っていくことが重要である。
・学校設置者における環境対策に関する全体計画の中に、学校施設の環境対策を位置付けるよう促していくことが重要である。
・学校における省エネ活動によって得られた光熱水費の削減分を、学校現場へ還元するといった工夫についても触れた方がよい。
環境を考慮した施設・設備を活用した環境教育はどのようなことができるか例示した方がよい

などが環境関係箇所ですが、時代は変わりつつあるようです。

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